やっていけクソデッキ

クソデッキをたくさん作って、本物のデッキを見つけ出すデュエマブログ。

「ゼロ」に挑め ~ドローゴージョーカーズ~

 こんにちは、北白河です。今回のクソデッキのテーマは「ゼロ」です。具体的に言うと、マナチャージがゼロです。やっていきましょう。以下だらだら。

 零誕(ゼロバース)!

 「ゼロ」はヤバい。まつがん師父の言葉を引用するまでもない、TCGの真実である。《意志の力》、《アロサウルス乗り》、《ミシュラのガラクタ》、《”轟轟轟”ブランド》……壊れた(あるいは、「壊されてしまった」)「ゼロ」のカードは列挙にいとまがない。そして、またもこの世に「ゼロ」が生まれようとしていた。あ、《零》はコストがゼロじゃないのでお帰りください。

 

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「ゼロ」

 《ジョリー・ザ・ジョルネード》。バトルゾーンのジョーカーズと引き換えに、「ゼロ」をもって登場してGR展開を行うこのカード。

 これを見たジョニー(TCG用語のほう)諸兄が真っ先に思いついたであろうデッキが、「ジョーカーズトリガー36枚とこれ」であろう。しかしこのルートはまつがん師父によってすでに構築され、すでに否定されている。詳しいことは以下の記事を読んでもらうとして端的に言うと、自分から何もできないデッキは、もはやデッキではないのだ。

corocoro.jp

 ならばこの「トリガーをガン積みして、トリガー生物から《ジョルネード》を出す」というプランを、なんとかして意味のある構築にできないだろうか。

 要するに、クソ重いトリガー生物を出すよりも早く盤面にジョーカーズを供給する手段があればコンセプトは成立するのだ。ここでキーになるのが、やはり「ゼロ」だ。すなわち……

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「ゼロ」を呼ぶ「ゼロ」

 ビーチボーイズ》を3体並べて《ジョルネード》を呼ぶ。見た瞬間に「あっこれ産廃だ」と言いたくなるコンセプトだが、こらえてほしい。俺も産廃だと思うし。

 この「ゼロの連鎖」を達成するために必要なのが、《ビーチボーイズ》《ジョリー・ザ・ジョルネード》を引いてくることと、「ゼロ」を満たすための手札枚数。畢竟、ドローである。本来青ジョーカーズは《スッポンジトム》により手札が腐るほど入ってくるのだが、このデッキではあいにくそれは不可能だ。手札を使えないデッキなのに、手札が欲しい。この問題を打破するにはどうすればいいのか?ここで発想の転換が必要になる。

 

 手札を増やすのではなく、初めから1枚も使わなければいいのだ。

 

引終(ドローゴー)!

 デュエルマスターズにおいては、毎ターン1枚のドローが許されている。そして、その手札をマナに変換する行為も同じように1回許されている。手札の増減だけを見れば、プラスマイナスゼロである。だがもしもマナチャージが不要ならば、手札は毎ターン1枚ずつ増えていく計算になるのだ。

 どうせキーパーツ以外はトリガー以外で使わないので、極論このデッキにマナチャージは不要だ。かつてマナに無為に消えていった「手札に来ちゃったトリガー」は、このデッキでは手札枚数というリソースとして活躍することになる。

 そして遥か昔、この理論に至った一枚のカードが存在する。

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「ゼロ」を呼ぶ「ゼロ」を呼ぶ「ゼロ」

 それが《ルナ・コスモビュー》だ。手札枚数に依存する《ビーチボーイズ》の上位ともいえるG・ゼロを持ち、さらに手札の供給速度を上げてくれる。相手が殴ってこないなら、これでキーパーツを引き込んでしまえばいいのだ。

 この3種12枚にトリガー28枚を加えて、デッキは完成した。

 

糞誕(クソバース)!

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デッキパワーが「ゼロ」

 こうして形になると余計にクソいな……

 盤面にジョーカーズ生物が残るトリガーの選択肢から重い順に採用。カード選択に凝ったところはないが、やや見慣れない《罪罰執行 ジョ喰ンマ》はGR生物を展開できる上にオーラのため《ジョルネード》で戻すと手札が増えることから採用。《バイナラドア》はマナにジョーカーズが溜まらないため不採用となった。

 GR生物も基本的には同じ要領だが、マナドライブ勢はやはり不採用。ドローと防御性能から《ツタンメカーネン》《バツトラの父》を採用し、あとは適当に並べた。

 

プレイングはとても簡単で、ドローゴーを繰り返して9枚以上になったら《コスモビュー》をぽろぽろ出していき、ヤバそうになったら《ビーチボーイズ》で止める。盤面にジョーカーズが溜まったら《ジョルネード》を出して撲殺。以上。デュエマかんたん!


 え、《奇石 ミクセル》みたいな踏み倒しメタを出されたら?そりゃ投了ですよ。